鮮やかな革細工の日々

近頃のレザークラフトとは一線を画した鮮やかな染色を施した作品を制作しています。手にするだけで、豪華な気分になる革細工の作品を制作しています。

革細工のメガネケース  彩色

ここからが、私の一番好きな作業です。

まず塩基性染料で、出来上がりの色調や全体のデザインなどを考えながら、彩色していきます。

今回は、友人から発注のあった作品なので、模様や、色合いは、希望を聞いて、なるべくイメージに合った作品になるように進めて行きたいと思っています。

還暦のお誕生日プレゼントに送られるとの事なので、赤とゴールドで華やかなメガネケースに仕上げていきます。

 

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ゴールドの部分は、アクリル絵の具を使っています。

この時点では色合いに深みがないので、ペースト染料を塗り重ねていきます。

 

 

タンのペースト染料を使用しました。 

 

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刻印したところに染料が入り込み、模様に立体感がうまれます。 

 

 

別バージョンの革細工のメガネケース

 

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あとは裏を貼って、仕立てていきます。

その工程も、後日アップしていきます。

革細工のめがねケースを作ります。

 

鞣した革をケースの大きさに切断して、模様を鉄筆で写します。

 

模様の線に沿って、革細工専用のカッターで切れ目を入れていきます。

 

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次に色々な工具を使って模様を刻印していきます。

 

 

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平坦だった革に、模様が浮き上がってきました。

彩色する時の染料の染み込み具合などを考えて、刻印の配置や種類を打っていきます。

 

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色々な刻印

 

明日から、彩色に入ります。

家事の合間に少しずつ作業して、二週間、やっと完成しました。

濃い青とメタリックな青のゆり、アクセントに金。

尾形乾山の蒔絵をイメージして、制作してみました。

 

 

青黛にゆり模様のバック

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近頃、制作したバック達です。

 

レッスンバッグ

 

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夏向きのバッグ

 

 

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嬉しかった事

今日、美容院でブローをして下さった若いお兄さんが、私の携帯のケースをとても褒めてくださいました。

 

お客さんへの、お世辞かもと思いつつも、少し作品に自信持っちゃうな。

 

初めて私の革細工を見た方は、模様のついた革を仕立てているだけと、思われるようです。

 

鞣しただけの革に模様を打ち、染色をしていくのだと説明すると、とても驚かれます。

 

多分、よくお分りにはなってないでしょうけどね。

 

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初めまして

初めまして、今晩からブログを始めようと思います。

パソコンは、苦手なので、ゆっくりのんびり続けていけたらなと。

趣味で35年間、革細工を続けてきました。

近頃のレザークラフトのブーム?には、少し驚いています。

私たちのような、昔から革細工をしているものたちとは、少し趣向が違うような気がします。

f:id:yunsho:20160728232137j:plainめがねケース

 

 

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携帯ケース

 

 

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夏向き トートバッグ

これから、少しずつ今までの作品や、新作の制作過程をアップしていきます。